これなーんだ?2006年10月07日

こんぱっくん
答え。車椅子。

キャンセル待ちだった旅行、無事に行けることになり、同行の祖母の為に用意。旅行に行けることになったよー、とお知らせしたら、すでに旅費を銀行からおろしてあった。おそるべし旅行好きおばーちゃん。すでに荷造りも終わってたりして。(もう明日には搭乗口にいるんじゃないかと妹からメール有り)誘った時には「体力に自信がないから」「みんなに迷惑かけるから」などとつべこべ言っていたのにねえ。

さて、車椅子が届き、試しに組み立ててみたら、あら簡単。コッティーでもできる。やらせてやらせてー。乗る乗るー。「これはおばあちゃんに買ったんだからね、あんたのじゃないからね!」「えーーコッティー、『つかれんぼう』(疲れん坊)だから、これに乗りたくなっちゃうよ…」「90歳のおばあちゃんの『つかれんぼう』と、5歳のあんたの『つかれんぼう』は、意味が違いますっ!!!『つかれんぼう』なんか、旅行に連れて行かないよっ!」あわてて『つかれんぼう』を撤回するコッティー。「コッティーは『げんきんぼう』(元気ん坊)だよっ」旅行においてかれたら、大変だからね!

折り畳んだサイズは、高さ60センチ。重さも3.5キロでB型ベビーカー程度。いいもの見つけたー!

鬱の人が増えている。2006年06月09日

仕事だけの人生じゃなく
アフターファイブも休暇も
ものすごく楽しそうで充実してる人でも

なるんだなあ、鬱。

鬱になったことを恥ずかしいと思っているような
発言をしているみたい。

会社に欝の人、多かったからねえ。
鬱になっちゃうなんて自分が弱いからさ。
…という眼で見る人もいるからねえ。

とにかく意外な人が欝カミングアウトしてきたので
ダンナ共々びっくり、だったのでした。

「僕の妻はエイリアン」2005年11月22日

僕の妻はエイリアン
今年9月に出たばかりの本。ずっと読みたかったので図書館に予約してあった。というより、図書館にはなかったのでリクエストしていたのだけれど、買ってくれたらしく、しかも希望者が多かったらしく、ようやくあたくしの順番が来たのだった。

通常の人間である「僕」が結婚した相手は「異星人の脳を持ち、地球人のふりをしている妻」だった。というのも、結婚して8年間、ずっと妻のことを「世間知らずで常識からはずれた行動を取るわがままで自己中心的な変わった人」だと思っていたら、実はそれが全部「高機能自閉症」という障害のなせるわざだった、という本。僕から見た二人の日常生活の「ちょっと困ったこと」とその繰り返しの様子がよくわかる。面白かったよ。興味ある方はどうぞ。

自閉症についていろいろな症状に診断がくだされるようになったのはつい最近のことのようで、この「妻」は現在30代後半というから、あたくしの周囲のあのヒトこのヒトと同じくらいの年齢だ。最近自閉症の本をほんの数冊読んだ限りでも、それくらいの年齢(30代40代)の大人で、「この症状、あの人にそっくり…」というのが多い。

学生時代の友人にも思い当たる人がいて、母に聞いてみると

「ああ、あの子、そうよ。あの子のお母さんから当時聞いたもの」

ええ。それならクラスの皆に公表してくれれば、いじめもなく(いじめられていた)皆でフォローしたかも知れないのに、と言ったら

「当時はそういう事にすごい偏見があったからね。担任の先生にも言ってなかったかもしれないね。」

だって。

そうだったのか。

時代の流れってもんですかね。このまま流れてもっとバリアフリーな環境が広がっていけばいいのだけれど。色々。

幼稚園の運動会2005年10月08日

姪の幼稚園の運動会へ。5学年で200人という我が保育園も大規模な部類だけど、2学年だけで350人というこの幼稚園もこれまた大きいね。1学年が5クラスもあるから、クラスに分かれて5色の輪ができるお遊戯やリレーは圧巻だ。…というより、35人の園児を1人の先生で見ているっていうのがすごい。幼稚園の先生って……えらい。

学年ごとに行う全児童参加のリレーでは、文字通り全児童が個別に見られたので(350人のかけっこに付き合うのもけっこう大変…ほんと、先生って偉い)、先生にバトンを持ってもらい、手をつないで引っ張られるようにしてようやく走ってる子、まるで競争に興味がなく、それでも言われたとおりゴール目指してのんびり走り、次の子にバトンをひったくられてる子、など、なにかしらの障害がありそうな子が数人。聞くと、担任とは別に、その子専任の補助の先生が付いてる子、というのはいるらしい。周囲の子がその都度お手伝いをしてあげる、というのでやっていってる子もいるらしい。

みんな頑張れ!

71度目の運動会2005年10月01日

お弁当タイム
いいお天気でした。園自慢の大木がいい日陰を作り、「さわやかな秋晴れ」の中、いい運動会でした。200人ほどの園児に、最低2人(両親)、多くて5人くらいの応援団がかけつけ、2階ベランダや園庭でおしくらまんじゅう状態。そう、狭いんです、園庭。写真はお弁当タイムだけど、園庭にいるのは2学年分だけ。他は各クラスのお部屋にて。2学年分の家族しか座れないっすよ、この園庭。この狭い園庭での「保護者リレー」は圧巻です。文字通り「ヘアピンカーブ」で、転倒続出。しかもアンカーともなるとその白熱したレースは爆笑もの!

「身体の病気」の子は先生が身体を支えてあげたりして楽しく競技に参加していたけど、「心の病気」の子は、ちょっと大変。いつもと違う状況に固まっちゃう子、いつもの(お気に入りの)先生の顔「しか」みない子がいるかと思えば、逆に、先生の手を振り切り園庭の中央に飛び出して、ヒーローになっちゃったり!プチ波瀾万丈な運動会なのでした。

バリアフリーな障害物競走2005年09月30日

明日は運動会。お弁当は唐揚げ希望だそうで。肉系はいいのよ、なんとかなるから。野菜系をどうしようかと。

各学年、親子競技というのがあって、親と子がペアになって障害物やったり、ダンスをやったりするけど、今年のうちの学年は、親子障害物。テーマは「ジャングル探検」だそうで、まずスタートからいきなり子供はほふく前進。親が「草」(ビニールテープをのれん状態にくっつけた棒)を持ってる下をほふく前進でくぐります。次に親の足の上に子供が乗って(靴が汚れる…)手をつなぎ、いちに、いちに、と移動して、今度は子供がさいころを投げる。さいころには「おんぶ」「だっこ」が書いてあって、出た目のとおり(おんぶorだっこ)でゴール!!

4歳児クラスなのに、なんだか赤ちゃんみたいな競技の連続(走る、飛び越える等がない)だなあ、と思ってすぐに気がついた。この競技、全部、車椅子の彼が参加できるように工夫されてるんだ!!!そう思ってもう一度見直すと、とてもよく出来てる。先生、偉い!

楽しみになってきました。お弁当の野菜問題は解決してませんが。

自閉くん?2005年08月09日

ところで、学童には「自閉症?」という子が2人来ている。

あたくしは正規の職員じゃないし、短期でさよならな立場なので、それぞれの親御さんと、深い話をしていいかどうか迷うところだけど、

そのうちの一人の子のお母さんとはちょっと、お話してみたいなぁと思う今日この頃。

今日は保育参加(保育実習その1)2005年06月06日

うちの保育園には「保育参加」という行事がある。参観じゃないよ、参加。「お父さん先生」(お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん…)になって、つまり「見学(参観)」ではなく、保育士になって子供とかかわる(教科書っぽい言い方!)わけ。一日に2人/1クラス、という人数枠を基準に、各自都合のいい日を自己申請。

さて、私の場合はこれを年に一度の「保育実習」と勝手に決めて有効利用。今年は特に、クラスに障害児くんが入園してきたので「統合保育」(障害児と健常児の…)が楽しみだった。楽しみという言い方はまずいかなあ?興味があるとか勉強になるとか?いやぁ楽しみ、というのが正直なところだなぁ。

日々顔を合わすたびに積極アピールをしているおかげで、私に脈あり!という実感のある(何やってんだか、私)肢体不自由な子がいて、その子と仲良くなれたのは収穫!明るくてお話も上手ないい子で、楽しかったよん。私にいいところを見せようとして(うふっ)ぱくぱくご飯を食べて、おかわりもしてたよ!

自閉症疑惑くん2005年05月24日

図書館活用で素晴らしいところは、買わずして読めるというだけでなく、「読みたいけど人の目に触れさせたくない本」を一瞬家に持ち込めるって点だよね。…いろいろあるよ、見せたくない本。例えば部屋の整理整頓術の本とか(見てないで実践しろよっと言われそうな部屋なのよ)。

で、最近よく読んでいるのは「自閉症児」の本。施設を経営している人が書いているもの、自閉症児を育てた親が書いたもの、障害児サークルの会報をまとめたようなもの、などなど、症例や訓練法などじゃなくて「実践レポート」のような感じのものばかり読んでいる。自閉症は保育士の勉強のとき「ちらり」と試験勉強しただけだったので、「なんじゃ、自閉症と一言で言ってもぜーんぜん違う症状だらけじゃん!?」と今更気づく始末。

もっと勉強しなくちゃね。

保育園のクラスで「上の子が自閉症なのよ」という人を2人知っている。ここの保育園にいると、そういう話も聞けていいのよ。

歩けないだけだよ!2005年05月23日

月曜の朝は、お昼寝用の布団セットの布団カバーを付ける為、親たちがわやわやしています。そこへ肢体不自由なAちゃんが登園。ベビーカー型の車椅子からお母さんが抱き上げて、先生に抱っこしてもらい、その間にお母さんが布団カバーを付けるんだけど、その抱っこ姿を見たBちゃんのおばあちゃん、よりによって「あらぁ、赤ちゃんになっちゃったのぉ?抱っこしてもらっちゃってぇ!」

月曜の朝は他の子も登園拒否気味だったりして、床の上でぐでんぐでんになっていたり、布団カバーの邪魔をしたりしているけどね。その子は顔も賢そうでかわいいし、おばあちゃんもちょっかいを出したくなったんだと思うのね。Aちゃんがそれでも立たないもんだから、おばあちゃん何度も「赤ちゃんみたいねえ」「抱っこで来たの?赤ちゃんみたいに。」と、追い打ちかけるかける。身体は不自由だけど口が達者な賢い子だから、傷付いただろうなあ。

そのおばあちゃんの孫Bちゃんとコッティーが、

「Aちゃんは赤ちゃんじゃないよ!歩けないだけだよ!」

と抗議していたけど、「ああそうお?じゃ、また後でね」と流して行ってしまった。…今度Bちゃんママに会ったら、説明しておいた方がいいかもなぁ。