送り火2008年07月16日

今日は送り火(らしい)。

買い物帰り、あるお家の前で「送り火」を焚いていた。

これはチャンス!

ここ数年、下町らしく「迎え火」「送り火」をやっている所を見かけるものの、いつも自転車で素通り。保育園の迎え時間ぎりぎりだからね。

今日は子連れにつき見学の口実としてもちょうどイイ!

で、自転車を止めて見学させてもらった。お子さんが3人いる、3世代のお宅。この際なので色々おじいちゃんに質問し、多分すごく初歩的な事と思われるいろんな事を教えていただいた。コティダ向けに解説しつつ、実はあたくしが興味津々。

・焙烙(ほうろく)っていう大きいお皿みたいなのに、麻殻(おがら)ってのを折って積み上げ、火を付ける。

・おがらはこの時期はお花屋さんで売ってるけど、12日頃までには買っておかないとすぐに売り切れる。

・仏壇に飾るほおづきは「ほおづき提灯」と言って、ご先祖様に「ここだよ」と知らせる為の提灯の役目をしている。(と教わりながら、コティダは大きなほおづきをひとついただいた)

・煙に乗って、ご先祖様が帰って行く。火が消えたとき「…行っちゃった」と年長さん位の女の子がぽつり。

・火が消えたら、その焙烙をまたぐんだ、特に女の人は3回!「下の病気にならないようにね!」「おねしょにも聞くぞ、お前らもまたいどけ〜!」「おねしょなんかしないよ〜!!!」…婦人科系の病気にかからないおまじないだそうです。暖める、という意味があるんだろうね、との事。

全然知らないお家だったのだけれど、焙烙、またがせていただきました。(いーんだろうか、よそのお宅の…)いい経験させていただき、ありがとうございました!

来月、千葉の某所の親戚宅に行くが、そちらでも送り火を体験する予定。こっちでは、家の前ではなくて、お墓の前までお見送りするらしいので、そっちも楽しみ〜。(楽しんでていいのか?)